2008年07月30日

2008.7.26-29@イスラエル“死海”。

2008.7.26@エルサレム。
夜。
安息日という事でお店がどこも閉店。
どうしようかとも思ったけど、
開いているハンバーガー屋さんに入る。
一番大きなサイズには「YOKOZUNA」と名付けられていた。
お通し的なスナック菓子が、
柿の種と味好みやった。
びっくり。
ハンバーガー超うまいの、
びっくり。
肉汁が!!
以上、
夜でした。

2008.7.27@死海。
降りるバス停を間違えて、
岩と空と地雷地帯を、
ずーっと歩いた。
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何も無く、
太陽はクソ強く、
ずっと続く道を歩きながら、
その見た事の無い世界にひどく興奮した。
P7270135.JPG
海抜マイナス400メートルらへん。
なんで、
世界で一番低い土地で、
こんなにも空が近く感じるんやろう。
P7270140.JPG
なんで、
こんなにも辛い土地で、
こんなにも幸せなんやろう。
なんで、
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浮くんやろう…。
冷えたビールがめちゃくちゃうまい。
地球の不思議。
この星は楽し過ぎる。
身体つるつる。
舐めると、
苦い。
尿道が、
痛い。

ビールに酔ってトイレで転んで、
あばらを強打。
絶好調の太陽に、
塩分濃度30%の塩水に浸かって、
脱水状態で動けんかった。
酔いもさめて、
さらに強い太陽に逃げ腰。
フラフラになって帰った。

エルサレムに戻る途中、
岩山にキャンプが見えた。
木と布で作られた簡易な家。
通った道はパレスチナ自治区。
おそらくパレスチナ難民と呼ばれる人の家かもしれん。

エルサレムに戻って、
またお兄さんのカフェでコーヒーを飲んだ。
日本語が嬉しいのか、
最初に会った時より勢いが出て来た、
たくさん話す。
店が終わったら遊ぼうと誘ってくれた。

エルサレム最後の夜。
店が終わった後、
お兄さんの家でステーキをご馳走になった。
なかなか無い機会やとも思ったけど、
テレビに須藤元気が出て来て、
2人でその戦いに見入った。
そのままいつもの事のように、
話したりぼーっとテレビ見たりしながら時間を過ごした。
時間も時間になっておいとま。
ホステルまでの帰り道、
今までとなんか違って見えた。
ホステルの前で世界の若者達に誘われ、
そのまま公園に行ってお酒を飲んだ。
ロシアメキシコシンガポールカナダドイツスウェーデン、
僕日本。
囲んで討論する訳でもないし、
伝わろうが伝わるまいが互いに笑いながら、
その時を楽しむ、
酔いも手伝って気持ちのいいひとときやった。
酔って帰ったその帰り道も、
なんか違って見えた。

2008.7.28@空港。
気だるさと共に目が覚めて、
近所のカフェでコーヒーを飲んだ。
少しの滞在やったのに、
知った人がたくさん増えて、
これもまた今までと違う気持ち。
最後に「嘆きの壁」を見おさめて来た。
昨夜、
お兄さんの部屋には約10年前の日本の写真が張ってあった。
渋谷で時計を売っている写真と、
一万円札でうちわを作っている写真(爆)
笑った。
帰りにまたお兄さんのカフェでコーヒーを飲んだ。
よく飲んだ。
日本の音楽をいくらか置いて来た。
フライトの15時間前に空港に着いた。
セキュリティに、
「早過ぎる!」
って笑われた。
向かうバスで横に軍人が座った。
目の前に銃。
ちゃんと玉も詰まっとる。
金色で先が尖ってすこし長い玉。
見た目以上に重いやろう。
グアムで射撃した時のあの感触を思い出した。
衝撃で腕が飛ばされて、
銃の重みで腕が上がらない。
お金を払ったのに苦痛やった。

移動日のやる気はありません。
また出入国の事を考えると、
ものっすごいナーバスや。
昨晩のお兄さんの言葉が印象的やった。
その意味の全てを受ける事はできんかった。
どっちの意味なんやろうと思った。
「Peace is illusion」

そんな感じで、
ヨーロッパからのイスラエル旅行は終了しました。
その後、
空港でのんびり10時間を過ごし、
荷物チェックでマックのバッテリーまで開けて検査して、
大きなお姉さんに連れて行かれて…。
空港のマックでご飯を食べた時の事、
店員さんに声をかけられた、
「日本からですか?」
昨夜も話したけど、
世界の若者にとって日本は、
最も興味のある国のひとつ、
らしい。
みんな色んな言葉を知っとった。
「ヘンタイ!」
びっくりした。
遠い東の島国へ帰るのが、
今はとても楽しみ、
P7290158.JPG
でやんす。
只今ベルリン太陽さん宅にて。
2008.7.29

やまだこうた
posted by やまだこうた at 02:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月26日

2008.7.25-26@エルサレム。

2008.7.25
“カフェ”
朝から死海へ行こうとするけど、
バスに乗り遅れた。
今日は(今日から?)安息日と呼ばれる休日、
金曜午後から土曜にかけてバスが全然ありません。
死海持ち越し。
とりあえずコーヒーでもってカフェに入る。
ここから今日の始まり。
「コンニチハ!ハジメマシテ!ヨウコソ!」
カフェのお兄さんは日本滞在歴があり(九州熊本)、
とても日本が好きだって。
綺麗なカプチーノリーフも作ってもらって、
久々の日本人に喜んでごちそうしてもらった。
お兄さんの顔、
お客さんの顔、
このお店はユダヤ系なんや…。
思いのほか日本語がうまいので、
思わず聞いてみた。
『West Bankへはどうやって行くんですか?』
「そこは危険です、ガイドブックに載っていても、アラブ人は危険です、第一、行っても楽しくなんか無いよ」
止められた。
West Bankはパレスチナ自治区。
他にも聞きたい事が山盛りやったけど、
お店が混み始めたので帰ることにした。
ユダヤ人のお姉さんは、
暇だったら電話して!と電話番号を置いて行った。
ユダヤ人のおばさんは、
はるばるよく来てくれた!って抱きしめてくれた。
ユダヤ人は、
死んでもこの土地を放さんやろうと思った。
この土地を侵す者には死をもって戦うやろう、
そう思った。
やっと得た自分たちの国。
その思想はおいといて、
かつて大量に親子供兄弟を殺され、
住む場所を追われた宗教民族。
今日はそっち側がよく見える日かもしれん。

“ユダヤ人市場(仮)”
P7250031.JPG
旧市街手前にある市場を抜けた。
別に普通の食料衣服生活用品が並ぶ市場、
違うのは、
男性はみんな頭にかっぱ帽子。
ちょっと緊張して市場を抜けた。
そう、
カフェのお兄さんのコーヒーは超美味かった。
「日本のコーヒーはまず過ぎる」
やって。

この日の茂木健一郎先生のブログ。
http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2008/07/post_f1cb.html
ユダヤ人について少し書いてあった。
やまだも両親はその昔から進学費用を貯めていてくれた。
なのに…なぜ…、
聖地にてとても申し訳ない気持ちになった。
すみませんでした。

イスラエル、
入国にはイライラがつのったけど、
結構感動的かも、
この地方らしく石と砂っぽい印象はあっても、
その中の社会生活のレベルってすごく高い、
気がする。
細かな所に目がいく、
カフェで飲んだカプチーノみたいな。
天才がいっぱいおるって言われれば、
そうなんやろうって気になるから不思議。
金曜もお昼を過ぎたら次々にお店が閉まって、
黒いハットの人らも家族でお買い物して、
すごく人間らしい部分。
昨日はあっち側、
今日はそっち側。
面白い。

“オリーブ山(2回目)”
ここまでの夕陽スポットもなかなか無いやろう、
岩のドームを見下ろし、
エルサレム旧市街を一望しながら、
その向こうに陽が落ちる。
汗かいてきたから強風が気持ちいい。
昨日と全然違って見える。
今日は。
P7260064.JPG
夜。
ユダヤ教徒の大行進を見た。
安息日ちゃうんか!?
と思ったけどなんかいろいろあるんやろう。
道に迷ってしまって、
ユダヤ教徒の団体の中にまぎれてしまった。
暗い町中を大勢でどこかに向かって歩いている、
正直かなり怖かった。
ユダヤ人って、
(説明はいろいろあるけど)ユダヤ教徒をさすらしい。
極端な事を言えば、
誰でもユダヤ人になれる。
やまだは日本で生まれたから日本人。
何教だろうが日本人。
そう思うと、
この人達は、
宗教無くしては存在し得ない人達なんや。
ユダヤ教が無くなれば自分をカテゴリーするものが無くなる、
「I am,,,」
すべてでは無いやろうけど少なくとも、
この土地に居る人にとっては、
信仰は自分を根底から支えるすべて、
なんやろう。
大行進の行く先を見てみようとも思ったけど、
あまりに重くて足が動かんかった。
P7260085.JPG
帰ってからまたインターネットで調べた。
どれも本当やろうけど、
どれも現実じゃない気がした。
なんかの記事によれば、
「ユダヤ人とアラブ人の血で血を洗う戦いという解釈は大きな誤りである。少なくともこの地においては異なる民族は互いに平和を…」
こんな感じであったけれども、
それもどうなんか。
ユダヤ人とアラブ人がすれ違う時のあの空気。
互いが互いに目もくれない。
もう…空気…みたいな。
ホステルの受付に今日は何かあるのか聞いたら、
「ユダヤ人でしょ?誰かのお墓でも行くんじゃない?ハハハ」
誰とも言わない。
理解しきれず勝手な想像も混ざってしまって、
多くの誤解を僕も持っとると思う絶対。
それを踏まえたとしても、
この異常な空気ったら、
「今、そこにいること」
でしか味わえん特権やろう。

2008.7.26
朝まだ気持ちいいと感じるうちに、
ユダヤの父“ダビデ王の墓”と、
イエスの母“マリア永眠教会”へ行く。
教会の中では綺麗な聖歌を聴く事ができた。
ユダヤの父とイエスの母のこの距離、
近っ。

“分離壁”
今日は風が気持ち良くお散歩日和。
ちょっと分離壁まで歩いてみた。
P7260095.JPG
悲惨やね。
向かったのは旧市街から歩いて1時間くらい、
オリーブ山を越えた住宅街。
この地に生まれながら…、
突如として生活道路に突き刺さる、
壁。
P7260101.JPG
これはキレる。
前に有寿さんはこの地で、
「空はつながっているのに」
って言った。
そう思った。
空はつながっとるんに。
P7260113.JPG
この子はお母さんに聞くんかな。
「この壁ってなあに?」
お母さん、
なんて答えるやろう…。
セキュリティが出て来たので、
ややこしい事になる前に帰る。

子供が外に出歩き始めたので、
ややこしい事になる前に逃げ帰る…が、
今日もからまれる。
イスラエルも4日目、
さすがの僕も学習する。
最初の気合いが大事。
「チャイナ?」
『ノットチャイナ!じゃパーン!!』
と強く出ながら右の拳を左の手のひらで打って、
『押忍っ!!』
と気合い。
これが一番ウケる。
子供7、8人が前に並び、
「ウォスッ!!」
と真似する。
こうして間違った日本が伝わるんかもしれん…。

旧市街のカフェにて。
少しの滞在でも行きつけのカフェができるもんで。
ホステルの近所においしいカフェを見つけた。
朝起きてそこでコーヒー。
昼に悲しい壁から帰って来てランチ。
朝会った両替屋の親父に昼も再会する。
「どこに行った?」
と聞かれたので、
『イスラエルとパレスチナを別ける壁に…』
と言うと、
すごく怒りを込めて、
「その話題はストレスだ!」
と言われた。
続けて、
「自分はパレスチナ人だ、みんながみんなを愛している、みんな平和を願っている」
そう言った。
それはひとつの、
真実やろうと思った。
また明日、
そう言ってカフェを後にした。

やまだこうた
posted by やまだこうた at 23:44| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

2008.7.24@エルサレム。

2008.7.24
朝の4時から、
コーランなのかイスラムの歌なのかわからんけど、
拡声器を通して流れる歌で起こされた。
まどろみの中で見るエルサレムの朝焼けは、
不思議そのもので、
本当に夢の中におるようやった。
ガンガンに照りつける太陽で無理矢理起こされ、
休む場所も無いのでとっとこ支度して外に出る。
旅先でこんなにも声をかけられるのは初めて。
みんなアラブ顔。
書道を趣味とするアラブ系おばさんに声をかけられ、
朝から一緒にコーヒーを飲む事になった。
日本名を、
「アキコ・ハス・シロイ・ハチミツ」
というらしい…。
Emailを交換したというかさせられた。
後に来たメールには、
「from Akiko Hasu Shiroi Hachimitsu」
とあった。
あたたかいとか優しいとかは別にして、
みんな声をかけてくる。

“岩のドーム”
P7241026.JPG
ムハンマドが一夜にして昇天したという、
イスラム教の聖地の一つ。
嘆きの壁の真裏。
近っ。
岩を囲むドームの入り口には、
当たり前のごとくセキュリティが居て、
なんとなく本日の雰囲気でわかる、
予想通りはじかれた。
入って行ったのは、
まさに!っていうイスラム女性と子供だけ。
門番のおじさんの子供に入れないか聞いてみた、
「Not English! アラビア語は?ヘブライ語は?」
もじもじ。
「No!!」
門前払い。
うぅぅん。
P7241021.JPG
“ビアドロローサから聖墳墓教会”
キリスト教の聖地となった道と教会。
イエスキリストが十字架を背負って歩いたという道を歩く。
P7241028.JPG
いちいち声をかけてくる人に相手をしていると、
ほとほと疲れる。
アラブの子供は、
大人よりもしつこくてちゃっかりしている。
ていうかいじっかしい。
終点に着いた。
すごい人で。
石の匂い。
ヨーロッパの宗教建築よりはるかに、
生々しかった。
生々しさの他に何があるか。
いち観光客としてのやまだには理解できない、
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感じきれない重みが、
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この場所にもあるんやろう。
次から次にやってくる人に嫌気がさして、
この場を後にする。

旧市街を出てそのままするする谷へ下りた。
乾いた砂と岩の道を歩きながら、
迷子になった。
どれが道かわからん。
子供達に助けられた。
しばらく子供達と戯れ、
P7240011.JPG
素敵な笑顔に包まれ…ただけならさぞ素敵な思い出になったろう。
この中に馬鹿がひとり。
子供はそんなに甘く無かった。
お礼に奢ったジュースでは足りなかったらしい。
ほんっといじっかしい。
結局ガイド代っつって小銭を持って行かれた。
次に出会った子供の集団、
「Give me money!give me money!!」
いじっかしい。

“なんかの地下水脈”
子供が連れて行ってくれた観光地。
お金を入って入った遺跡。
地下に水脈があり、
そこをライトで渡るっていうアドベンチャー。
水に浸かって数メートル。
予想以上に深く、
そのまま引き返した。

“オリーブ山”
どこがオリーブか。
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ユダヤ人墓地山。
ここも聖地と言われる場所の一つ。
遠くに見えるあれって、
多分…パレスチナとイスラエルを別ける“分離壁”ってやつじゃないかな。
P7240025.JPG
見える?
どこまでできたのか知らんけど総延長700キロ、
らしい。
祈る壁あり、
守る壁あり、
別ける壁あり、
その壁の中にある、
人種の壁、
宗教の壁。
ストレス。
「だって人間だもの」
あいだみつをなんて一切通用しないであろう国、
イスラエル。
不透明なこの国の先行きに、
不透明なやまだの先行きを重ねてみるも、
あまりに規模が違いすぎて思わず笑ってしまった。

夜。
このエルサレムの風に吹かれながら、
何も考えない方が難しい。
時折パトカーのサイレンが聞こえる。
発情した猫の鳴き声。
何語かわからん民族ポップ。
部屋からもれるハウスミュージック。
遠くに見える花火とその爆発音。
数年前には、
この空に毎晩ミサイルが飛び交っとったってのは、
なかなか想像しきらん。
外を歩けば気合いの平和を感じる。
今も何かの拍子に、
また火がついてしまうかもしれん。
万に一つ、
自分の命を失ってしまうかもしれん。
なかなか考え切らんけど。
Open Airのこの寝床で夜景見ながら風に吹かれるってのも、
なかなかオツ…って昨日も言った。
他に無いんか…他に無い。
なんだかんだ苛つく事も残念な事もあるけど、
それも含めて、
楽しい、
楽しんどる。
まだまだたくさんの物思いポイントはあるやろう。
また明日も照りつける太陽で目が覚めるやろう。
変な時間に変な歌で起こされるやろう。
まどろみの朝焼けを見るやろう。
毎日祈りを捧げる人間生活の中で、
少しでもまた、
何か新しい気持ちを味わいたいと思う今日この頃。
2冊目のメモ帳もこれで終いなので、
ここまで。
おやすみなさい。

やまだこうた
posted by やまだこうた at 20:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月24日

2008.7.22-23@イスラエル。

2008.7.22
出国からナーバスやぜ。
チェックインカウンターでマック開いて、
白馬の写真とか旅の写真を見せた。
嘘ついてないよって。
別室に連れて行かれて、
全身チェックされた。
見送りにきてくれた先生にまで質問がとんだ。
パリで出会った2ヶ月前から7月頭にベルリンに滞在してそこからスイスフランスベルギーオランダまたドイツに再入国してまたベルリンに来て先生の部屋に泊めてもらった事をうまく説明するのは難しかった。
ともあれ、
飛行機に乗るまでたどり着いた。
飛んでからまた…、
日本でお金を貯めて仕事はスキー場とかカフェとか今は長い夏休みで安いチケットはモスクワ経由でパリに来てスペインイタリアギリシャオーストリアチェコドイツポーランドスイスベルギーオランダを巡ってまたドイツにやってきたからこのチケットはベルリン発なんですそしてすべて電車移動なので出入国のスタンプは僕のパスポートには無いのです帰りは8月7日にパリ発なのですって事を説明するのは、
ナーバスやぜ。
チェックインカウンターを過ぎた後、
再度出国カウンターで止められて、
ここ数ヶ月の流れを紙に書いて説明して、
「こいつ問題児やぞ、おいっ」
言われながら思い出にしみじみした。
ともあれ、
12カ国目は世界の問題児、
聖地エルサレムのあるイスラエルへ。

“イスラエル”
着いた。
着いて早々に日本にいる有寿さんから電話。
「こうた気をつけろ、キングデービッドホテルには絶対近づくな!」
その後のメールには、
「エルサレムが今攻められている」
とあった。
僕も今攻められている。
『プリーズスタンプアザーシート…』
別室へ連行。
持ち物持ち金をすべて机の上に広げた。
今に至る経緯をすべて説明した。
大学時代の話にまで遡った。
「大学はでたの?」
『はい…一応…』
「専攻は?」
『…経済…とか』
「エコノミスト?」
『…いえ…フリー…ター…』
「はぁぁ…」
なぜため息!?
つられて僕も大きくため息をついた。
僕は一体なにを勉強して来たと言えるんやろうか。
残念だ。
小一時間ほどおばさんとお姉さん2人にチクチクされたのち、
釈放。
奥の部屋で「ドンッ」と力強い、
怒りすら感じられるスタンプの音が聞こえた。
僕のパスポートが返って来た、
赤い入国スタンプと一緒に。
※ このスタンプがあると入国できない国がでてくるのです。僕も知らんかったけど。敵対するアラブ諸国とかアフリカにも数カ国あるらしい。
この日はTel Avivという都会の、
その中の古い町に宿泊。
この町にも戦闘の歴史がうんたらかんたらあるらしいけど、
この約半日の出入国で疲れた。
着いた後にバックパックを開けて気づいた。
パッキングした時と荷物の位置が全然違う、
シャンプーがだだ漏れ、
服がくしゃくしゃ。
こういうもんやと思えばこういうもん、
なんかもしれんけど、
身を以てこうなると、
ショックはでかい。
少し悲しさも混じる。
こうせざるを得ない国イスラエル、
辛いね。
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2008.7.23
寝苦しい夜やった、
夜中に汗だくで目覚めて水シャワーを浴びた。
蒸し暑い空気が扇風機でかき回されて、
なお暑かった。
どことなく懐かしさも感じる暑さやった。

今バスで向かう先は、
3大宗教の聖地・エルサレム。
※イスラエル行きを決めてからいろいろ調べてはみたけど、この辺りの問題は結局理解できん。説明もできないもんで、エルサレム・中東問題・パレスチナ・ユダヤ教…何で調べてもたっくさんの資料や旅行記がでてくるので、知りたい人は読んでみて下さい。
バス停に向かう途中、
前に手を合わせて「押忍ッ!」と挨拶されたり、
「ヤーパンヤーパン!」言われたり、
勝手な解釈やけども、
日本人が来てくれる事をすごく喜んでくれとるように感じた。
タクシーの親父も「日本車サイコー!!」って言っとった。
バスの中に漂う若い兵士の憂鬱。
イスラエルは男女に徴兵制が敷かれとる。
楽しそうな人なんていない。
軍服を着た女子もすごく憂鬱な顔で遠くを見とる。
近くで見ると、
結構可愛いじゃないか。
こういう可愛い兵士になら締め上げられるのもアリかもしれない、
むしろ本望かもしれない。

“聖地エルサレム”
着いた。
とりあえずカフェでコーヒーをすすりながら地図を広げた。
なんやろ…すごい痛い。
胸が痛い。
ショッピングビルの真横のカフェ、
ビルには中にも外にも沢山のセキュリティ、
入る人すべて荷物検査、
通りを歩く多くの軍人。
銃が沢山。
痛い。

“嘆きの壁”
ホステルにチェックインした後、
とりあえず世界遺産のこの旧市街Old cityを歩く。
いろんな人の旅行記にあったけど、
入り組んでほんとにわからん。
暑い。
セキュリティを抜けて出たとこは、
ユダヤ教の聖地のエルサレム神殿の残り“嘆きの壁”。
壁の前には例の、
黒ハットに黒スーツでもみあげを伸ばしてカールさせた人、
が沢山。
壁まで行くには紙製のユダヤ帽子をかぶらなければならない。
かぶれない。
髪を解いて頭に乗っけるが風で飛ばされた。
まぁいい。
色んな人が壁に祈る。
僕も紙に書いた、
『愛…』
と書きかけて例の黒ハットが声をかけてくる。
「一緒に祈ろう、君の妻の名前は?両親は?」
あぁ…と思った。
「your father,mother,ゴニョゴニョgive me money…」
「ゴニョゴニョgive me money…paper money」
あぁ…と思った。
残念やな。
書きかけの愛を壁に突っ込んだ。
ゴツゴツした見た目と違って、
壁はすごくツルツルだった。
隙間には無数の紙が挟まっていた。
壁に祈って何になる、
僕は正直そう思った。
それはお金をせがまれたからかもしれないし、
この国が暑すぎるからかもしれないし、
ユダヤの子供の笑顔を沢山見たからかもしれない。
この壁の持つものは僕が考えるよりはるかに重いやろう。
でも僕は、
この壁から何かが生まれるとは到底思えんかった、
正直な気持ち。
P7230923.JPG
“旧市街Old city”
こんな狭い地区なのに、
歩く通りで人の顔が違う。
頭にちっちゃい帽子のユダヤ人、
一本二本の通りを抜けて、
眉毛の濃いむっちり丸いアラブ人。
そいてこの互いに相まみれない感じ、
文字も違うし、
一歩一歩に、
目線の先に気を使う。
ゲートから外に出れば銃が沢山。
赤青黄を気合いで混ぜないこの感じ。
心のやり場に困る。
歩けば一時間で外壁を一周、
そんな小さな町が、
世界をまいてバランスをとっとる、
解り切るわけがない。
P7230951.JPG
事件が起こった。
宿に戻って風呂場でズボンを脱いだ。
なんと…うんこが半径5センチに渡ってついとるではないか、
もちろんパンツにも。
これは大きな問題だ。
もらした事はしょうがないとしても、
いつもらしたかが問題だ。
なんせ…白いズボンが広々と茶色く変色しているではないか。
この小さな町、
世界のバランス・エルサレム旧市街で、
おしりにうんこをつけて歩いていたかもしれない、
というか歩いていた。
これは…国際問題だ。
それはさておき、
いつの間にうんこをもらしても気づかない人間になってしまったのか僕は。
残念だ。

この宿はすごく良い場所にありながすごく安かった。
その訳は…
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部屋が屋上。
屋根が無い。
生風…いい。
夜になってやたらと外が騒々しい。
子供達がサッカーをしとる。
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多分この子らはアラブの子やろう。
石の壁を巧みに使い、
とても楽しそうに遊んどる。
この壁に囲まれた小さな町で生まれ育つのはどういうもんやろう、
田んぼに囲まれた広い田舎で生まれ育ったやまだ。
そういう外の世界をテレビとか雑誌で見て、
憧れるんやろうか。
そこまで深いもんでもないんやろうか。
どちらにせよ、
この笑顔がせめてもの救いやった。
P7240985.JPG
少し埃っぽくて、
ちょっと蒸し暑い、
そんな聖地の空気を吸いながら寝るってのも、
なかなかオツなもんやね。
P7240978.JPG
やまだこうた
posted by やまだこうた at 20:55| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月22日

2008.7.18-“19”-21@LOVEPARADE。

2008.7.18@ドルトムント。
P7190706.JPG
2008.7.19@ドルトムント。
ラブパレード。
衝撃的やった、
すごすぎて、
すごいとしか言えんかった。
世界最大のテクノパレード。
早めにドルトムントへ行って正解やった…
P7190719.JPG
…かどうかもわからん。
あっという間に、
全く身動きとれんくなった。
P7190748.JPG
トレーラー40台(たぶん)、
P7190749.JPG
総DJ700名(たしか)、
P7190764.JPG
来場者160万人(らしい)。
高速道路を封鎖して、
トレーラーにスピーカーとDJを詰め込んで、
一つの街を貸し切って。
P7190779.JPG
当日のその現場は、
すごすぎて、
すごいとしか言えんかった。
どのトレーラーがいい音流れるか…なんて、
甘かった。
動けん事もさることながらの、
どのトレーラーもいい音やった。
何度の夕立があったか、
P7190807.JPG
鳥肌たててみんな頑張っとった。
音は止まず。
「広い所を滑りたかったら、木間の狭い所を選んで滑ると、広い所に出る」
って言ったのは誰やったっけ。
『広い所で踊りたかったら、とりあえず人の少ない所へ…』
19.07.08@Dortmund
LOVEPARADE2008“Highway to Love”
Moby, Underworld, David Guetta, Paul van Dyk, Digitalism, Armin van Buuren,Richie Hawtin, Westbam, Carl Craig, DJ Hell, M.A.N.D.Y., Anja Schneider and Felix KröcherMoby, Underworld, David Guetta, Paul van Dyk, Digitalism, Armin van Buuren, Richie Hawtin, Westbam, Carl Craig, DJ Hell, M.A.N.D.Y., Anja Schneider and Felix Kröcher
P7190821.JPG
気づけば最前列ブロックにおった。
広い所で踊りたかったら前に出ろって、
知った。
ラブパレードだけにラブリーな選曲が多くて、
曲が人を押して人が曲を持ち上げて、
ここら一帯のこの一体の空気ったら、
えらいことやった。
P7200841.JPG
イェイイェイやって周りの人と友達になれば、
10分くらい広々と踊れる。
また押し流されて、
イェイイェイやって周りの人と友達になって、
10分くらい広々と踊る事を繰り返し。
ステージの後ろに日が沈む。
P7200851.JPG
周りが暗くなればますます気持ちよくなった。
Carl Craig氏は抜群にかっこよかった。
他に何があるかって、
何も思い浮かばん、
ただすごくって、
ただもうほんとすごかって。
最前列ブロックは入場ゲートに規制かけられとったから、
人にもみくちゃにされる事も無く、
予想外にたくさん踊れて、
この日この場所におる自覚みたいな、
その真ん前におれることの不思議さっちゅうか、
えらいことやなぁ、
しみじみした。
P7200858.JPG
世界、
やったなぁ。
P7200886.JPG
やまだこうた

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2008年07月18日

2008.7.15-17@Amusuterudamu.

Amsterdam is,,,
konna kanji,
desita.

http://blog.livedoor.jp/vagabonding/archives/50602634.html

Day after tomorrow,
LOVE PARADE 2008
desu.
Deha,
sayonara,
sayonara,
sayonara.

yamadakota
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2008年07月15日

2008.7.11-14@シャモニ-ケルン-ブリュッセル。

2008.7.11@シャモニ。
再度Aiguille Du Midiへ。
風が入り乱れて雲が渦を巻いていた。
雲に迫られた。
雲が山から離れない。
どっちがほんとって言ったらこっちがほんと、
そんな気がする今日のモンブラン。
独りの日本の方に会ったので言ってみた、
『僕ってラッキーですよ』
P7110459.JPG
男性には通じないらしい。
晴れ渡る事も無くずっと雲を見て、
山を下りた。
途中乗り換え地点でロープウェイを降りて、
そのまま足で下りる事にした。
遠くでは聞こえなかった、
氷河から流れる水の音、
それが集まった滝の轟音。
数分のロープウェイも、
歩けば3時間以上かかった。
砕けた岩も、
割れた氷河も、
朽ちた木も、
全部が自然で、
全部が歴史やった。
さえずる鳥も、
咲き乱れる花も、
まとわりつく虫も、
全部が生きとった。
今周りを囲む全てが、
そのあるがままの姿で、
「おれら生きとれんぞ」
って命をぶつけられた気がした。
人って弱いな、
思わずにはいられんかった。
「君らも十分やっとる、がんばっとる、でももうちょっと、単純に、生きるために必要な事とか…考えた方がいいんじゃないか、君ら、頭いいんやから」
P7120521.JPG
山を下りて大雨に降られた。
雷が鳴って道路が川になった。
『楽しかった』
「また来いや」
誰にでもそう言うらしい。
『見た事無い景色をありがとう!』
「特別やぞ」
って言っとった。
ほんと特別な一週間やった。
ありがとう、
山!
P7110429.JPG
2008.7.12
どこ行きたいって聞かれても、
いや特に…と答えてしまいそうな今日この頃。
電車に乗って、
フランスからスイスへ、
スイスを通り抜けてドイツへ、
ドイツを縦に走り続けて…
チェックに来た駅員さん、
ボロボロになって2ヶ月の間の日付で埋められたユーレイルパスを見て、
「Have a nice trip!」
染みたあ。
で、
ケルン。
P7130563.JPG
このまま北欧まで抜けたらすげーって思ったけど、
無理やった、
さすがに気持ち悪くなった。
で、
ケルン。
何も決めてないし地球の歩き方はベルリン置いて来たしもう夜やし、
なんとかする気も起きず、
フラフラ散歩しながら朝を迎えた。
寒かったので適当な電車で寝て起きて、
適当な電車で寝てケルン戻って、
時刻表見て電車に乗って、
ブリュッセルはベルギー。

2008.7.13@ブリュッセル。
ギャラリーのようなマンガ屋行って、
ダリ展行って、
チョコレートとワッフルの匂いの中を散歩して、
公園で一服しながら…
申し訳ないベルギー!
なんもやる気しん。
P7130599.JPG
2008.7.14@ブリュッセル。
街はセールで、
渋谷のような買い物通りを我慢して通り過ぎ、
少しお金使って飯でも食おうと思って、
なんで、
なんでベルギーで、
タイ料理なんやろうか。
トムヤンクンとか…超うまいし。
いい匂いがしたもんなあ。
昨日何も無くベルギー来て、
トルコ人街のユースに入って、
結局ケバブで腹を満たして、
お腹をさすりながら汚い川ぞいを散歩して、
なんか、
幸せやったなあ。
帰って洗濯して風呂入って歯磨きしてうんこして、
たっぷり水飲んで一度も起きずに朝陽で目が覚めた時、
なんか、
幸せやった。
起きるべき生理現象が起きて、
起つべきものが起っとるのを感じて、
幸せやった。
壮大な景色のカウンターパンチは強烈やったけど、
2ヶ月経ってやっと、
少し日常の感覚に成れたみたい。
ガムもチョコと一緒に食べれば溶ける、
全然美味く無いけど。
全然巧くないけど。




彼女欲しい。

やまだこうた

P.S
今ユースでビール買ったら、
「Ah...いちゆーろぉ、さんじゅう」
「Ah...どういたしましてぇ」
って、
バーのBGMが椎名林檎の、
茎(STEM)〜大名遊ビ編〜
って。
偉いよ、
言葉覚えて人を喜ばせるって。
yamadanasakenaidesu...
今日暇な時の勉強用に、
英語書店でJapanesのテキストと、
TOKYOのガイドブックを買ってみた。
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2008年07月11日

2008.7.8-10@ツェルマット-シャモニ。

2008.7.8@ツェルマット。
ブログを更新した後、
町の中から何度も、
何度も山を見上げた。
いっそこのまま、
トレーニングして勉強して、
山に生きるって事も、
考えた。
山を見ながら何度か、
泣いた。
涙は出なかったけど嗚咽をもらして、
泣いた。
カメラを持ちながら、
もう写真なんて撮れないって思った。
朝と昼で全く世界が変わった気がした。
澄んだ空の中をとても爽やかな風が吹き続けた。
コンビニでビールとパンを買って、
昨日下りた道を登った。
山に生きる…やっぱり無理って思った。
別荘が並ぶ辺りで腰を下ろした。
ビールを飲みながら風に吹かれながらずーっと、
ずーっと頂に絡み付く雲とそびえ立つ山を眺めた。
こうして目先をメモ帳に移すと、
急に不安になる。
もうどんだけも前からその場所に独り居るはずなのに、
一瞬でも目を離すと、
居なくなってしまいそうな気がする。
今も5分後も1時間後も、
今日も明日も明後日も、
変わらずそこにいるはずなのに、
次の一瞬目を上げたら、
もう居ない気がする。
居るけどね。
陽によって顔を変えて、
日によって顔を変えるこの山を見て、
山より高いものは無い気がした。
気高く誇り高く、
独りその場所に立ち続ける。
山より高いものは無い気がした。
もう昨日にも一昨日にも戻れん気がした。
P7090177.JPG
2008.7.9@シャモニ。
夢やってん。
今年の年明け頃か、
長野は白馬みねかたにおった時、
同室の山ガイド小田くんが、
休みの日にcoyoteを買ってきて、
それに載っとったっすよ、
写真家・ホンマタカシさんが撮った、
モンブランが。
それまでモンブランて…あれでしょ、
くりのもっこりしたケーキでしょ、
って。
ついに来ちゃったフランスはシャモニモンブラン。
山が高すぎて何がなんだかよくわかりません。
P7100229.JPG
2008.7.10@シャモニ。
Aiguille Du Midi(3842メートル)にて。
P7100334.JPG
嗚呼…
やばい。
P7100339.JPG
ただそれだけ。
モンブラン(4807メートル)
P7100280.JPG
かつては「魔の山」と呼ばれたというこの山に、
魔物の姿は無く、
その代わりに、
遠くマーターホルンにモンテローザから、
日本まで見えてしまいそうな透き通った空と、
360度に広がるこの景色。
P7100306.JPG
神がおる。
いろんな道具を背負いながら、
一切の何も背負わずに雪峰に一歩踏み出すアルピニストの姿は、
かっこよかった。
数えきれないアルピニストが、
神の山に向けて列を作るのが見える。
もう昨日には戻れないし戻りたく無い、
帰りたく無い。
P7100387.JPG
もう帰りたくなーーーーーい。

やまだこうた
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2008年07月08日

2008.7.7-8@ツェルマット。

2008.7.7
僕ってすごいラッキーなんかもしれん。
なんて調子に乗るから、
いつもより結構高い所で過ごす今日は七夕、
朝から山には大きな雲が引っ掛かっとる。
山は雲で見えんし、
雨は止まんし、
谷は深すぎて見えん。
なんちゅうところを走っとるんやろう。
見えないものは、
山をまわって移動して来たツェルマットも同じく。
予約したホステルに行って驚く。
やまだのベッドが無かった。
『予約したよ!』
「いやぁ知っとる、そうねんけど、無いんやわ、君のベッド」
『予約したよ!』
「いやぁ…すまん!ミスった」
そんなこんなで違うホステルにまわされることになった。
そんなやり取りの中、
日本の女性の方に会った。
雨は相変わらず。
姉さんも雨でする事が無く、
暇そうだったので散歩を誘ってみた。
片道5000円の鉄道&ゴンドラ乗り場のモニターから、
山頂の様子を見る。
真っ白。
『僕ってすごいラッキーですよ』
「行ってみる?」
行ってみた。
Rothern Paradise(3103メートル)
山頂雪。
レストランでコーヒーをすすりながら、
しばらく待つ。
しばらく待つ。
しばらく待つ。
しばらく…。
P7070004.JPG
おいおい。
P7070005.JPG
ちょっとちょっと。
P7070013.JPG
僕ってすごいラッキーかもしれん。
マッターホルン(4477メートル)
P7080043.JPG
『やばいよね!』っつって。
そのドラマチックな展開に、
その圧倒的な景色に、
表現する言葉を失って、
ゴンドラの終電もとうに失って、
5時間ひた歩いて下山した。
P7080075.JPG
下りるごとに、
マッターホルンがどんどん大きく、
高く迫って来た。
町へ下りると、
今日を諦めたであろう観光客が、
こぞって写真撮影に励んでいた。
笑った膝をかかえて、
やまだも心から笑った。
僕ってすごいラッキーかもしれん。

2008.7.8
朝6時には勝手に目が覚めた。
満室やった部屋はすでに大半の人が居なかった。
外へ出た。
快晴。
朝陽に照った裸のマッターホルン。
「やまちゃん早く来て」
『行く行く行く行く行く行く行く行く』
誰にでもそう言うらしい裸のマッターホルン。
ロープウェイの中で一気に雲に包まれた。
ロープウェイの中で、
オーストリア・スイス・スロベニアのスキークラブ団体に、
やまだ包まれた。
次のゴンドラを乗って少し行けば、
多分そこはイタリア。
国境や。
国境は越えず。
Trockener Steg(2939メートル)
「やまちゃん早く」
P7080129.JPG
官能的やった。
外に出す言葉も無ければ、
それを感じる感覚も持ち合わせていなかった。
自分の感覚を越えた光景が目の前に広がった。
P7080131.JPG
その景色に一生懸命にもなれず、
はしゃぐ事もできず、
ただぼけぇ〜っとふらふら彷徨った。
自分の感覚を越えた光景に出会って、
どうすることもできんかった。
どうしていいかわからんかった。
昨日の今日で、
足とかお尻がすごい筋肉痛だと気づいた。
山を下りて喫茶店でコーヒー。
コーヒーおかわり。
なんかもう…ナニが終わったあんな状態。
いや違うか。
マッターホルンは官能的事件やった。
こんな感覚を越える感覚を味わったら…ねぇ、
さらに高い所へ…ねぇ。
明日は、
ヨーロッパの男根、
フランスはシャモニ、
モンブラン(4807メートル)へ。

やまだこうた
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2008年07月07日

2008.7.6@ユングラフヨッホ。

ユングラフ鉄道。
心臓がバクバクするのは、
急に高くまで登ったからだけじゃないでしょうよ、
この景色。
P7060527.JPG
日本からの『60歳からの写真部(仮)』ご一同様より、
おにぎりをもらう。
鮭をもらう。
お菓子をもらう。
一緒に記念写真を撮る。
ほんとに世界の車窓やな。
P7060537.JPG
ユングラフヨッホ駅(3545メートル)。
すんごいっす、
すんごい寒いっす。
どうしても撮ってみたい一枚があって…
なんて言ってみながら歩き出す。
P7060621.JPG
ガスがかかってきた。
雪が降り出した。
吹雪になって雷が鳴りだした。
視界が無くなる前に山小屋に避難した。
P7060589.JPG
生ベーコン。
めっちゃ美味かった。
窓の外は真っ白。
風はぼうぼう。
なんとか晴れてくれろ…。

なんとか晴れてくれろ…。

なんとか晴れてくれろ…。

なんとか…。

帰る。
撮ってみたかった一枚もどう撮っていいかわからんし。
靴ビショビショ、
足キンキン、
鼻ズーズー。
駅に戻ったら、
外出ゲートが閉じられとった。
その後もしばらく待ってみた。
なんとか晴れてくれろ…。

なんとか晴れてくれろ…。

なんとか晴れてくれろ…。

なんとか…。

帰る。
自然にはかなわんね。
P7060603.JPG

世界の車窓を乗換途中下車(Kleine Scheidegg)。
こんな景色見たことねぇよ。
P7060700.JPG
スイスビールも旨い。
お金も使ってみるもんやね。
P7070744.JPG
こんな景色を前にして、
一人でどうしていいかわからんくって、
いろんな人に話しかけた。
『やばいよね!』
っつって。
僕ってすごいラッキーなんかもしれん。
『やばいよね』
P7070738.JPG
っつって。
自然にはかなわんね。

やまだこうた
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2008年07月06日

2008.7.3-5@ベルリン-インターラーケン。

2008.7.3
前夜の話合いは、
フェルディの自転車のパンクから。
そんな前夜は社長の誕生日でした。
そして翌日の今日はみんなでパンクを直した。
朝窓を開けたらビキニギャルが居た事は残しておきたい。
P7030423.JPG
チャリのパンクに男4人のこの状況は、
やたら暑かったこの日の太陽のおかげで、
チャリのパンクごときでは得る事の出来ない達成感があった。
初体験やったけどね、
みんな。
P7030428.JPG

03.07.08@Berghain
Ricardo Villalobos,Richie Hawtin,Alva Noto(live),
Apparat(live),Mia,Shed,Bleed
日本でも外国でも都会でも田舎でも、
世の中にはたくさんの『現場』がある…よね。
クラブが客入れストップ。
現場には山に積まれたビール瓶とその破片。
現場にはなんか虫の大群のような人。
現場には洪水のように音が勢いをもって流れ続けて、
現場に居たやまだ、
なんか…すごい!と思った。
ステップを踏むごとに靴の裏にガラスの破片を感じて、
外国人の汗にまみれて、
その臭いに包まれて、
まさに音のシャワーを浴びながら、
なんか…幸せやった。

2008.7.4
部屋の掃除に始まり、
洗濯したり、
コーヒーを飲みに行ったり、
ふらふら散歩したり。
夜はふらっとJazz LIVEへ。
先生と太陽くんと3人でワインを飲みながら。
P7050430.JPG
幼いやまだの耳には、
そのmodern jazzたる演奏の善し悪しを言う事はできんけど、
こうしてワインをすすりながらJazz LIVEっていう状況が、
幼いやまだの心には、
よく響くよ。
P7050432.JPG
少し長めの帰り道、
歩きながら考えた。
この街の距離。
近所を歩けば知った顔に会う。
高すぎないビルに圧迫は無い。
すごい好きな物事がすごく近くにあったり。
端的に刺激がたくさん。
そうこうすれば、
近所のお店でさっき演奏していたドラマーさんに会ったり。
この街の規模とか距離って、
今までに無い距離感やなって。
この『ふらっ』と距離。
初めて来た街で『近所』って感覚を味わえたのも、
嬉しいな。
すごく楽しい生活やった。
ここで出会えた街と人、
感謝!!

2008.7.5
早朝より電車で向かうその先は、
スイス・インターラーケン。

着いた。
いやぁ…すごい。
登頂を目指す訳ではないのに、
立ち向かうような気分にさせられる。
あふれる緑とおいしそうな川の水。
視界に捉えきれない、
山。
今使わずにいつ使う、
自分の背中を自分で押して、
結構値のはる登山鉄道のチケットを買った。
苦しゅうない苦しゅうない、
大丈夫大丈夫。
明日は早朝より、
標高3545メートル、
ヨーロッパで最も高いところの鉄道駅、
ユングラフヨッホ へ!
いろんなことが近づいてきたなぁ。
スイスは物価高すぎて飯が食えない。
苦しい苦しい、
無理無理。
P7050439.JPG
やまだこうた
posted by やまだこうた at 04:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月03日

2008.7.2@ベルリン。

いつまでベルリンに居るんだなんて言わないで。
夜明けとともに書く日記、
恥ずかしいかな。
そんなことはない。
よく話した、
よく聞いた、
よく考えた、
そんな夜やった。
いろいろあった後、
ベルリンに来て2週間のバレエダンサー、
フェルディと先生と、
3人で話をした。
フェルディは己の身体をもって表現する人。
先生はキャンバスと絵の具と筆をもって表現する人。
そんな2人と夜中にする会話が、
面白く無いわけがない。
指先のこの使い方がこだわりなんだよね、
この色をここに落とす事がいいんだよ、
そんな会話なんてしません。
もっと優しく、
易しく、
シンプルに。
「新しい環境に身をおく」
そんな話に熱中した。
フェルディが言った、
「まだ通りも広場も建物もわからない」
新しい環境に身をおくって、
計り知れない刺激量があると思う。
周りの全てが昨日と違う。
進んで『赤ちゃん』になる。
体内に全く新しい空気を入れる。
うまく言えんけど、
自分の中に新たな感覚が増える(としか言えん自分に萎える)、
すごいこと、
これすごいこと!
踊ることと絵を描くっていう具体的な行動があって、
誰に委託されるわけでもなく、
能動的に内から外に何かを生む人。
「新たな環境に身をおく」
ことを考えただけで、
グッとなってパッとなってジワ〜ァ。
この能動的受動行動。
あーダメダメダメダメ。
書けば書く程に安っぽくなるこの日記にさよなら。
うちは企業秘密だから。
この気持ちを抱いておやすみなさい。
P7030412.JPG
恥ずかしいけど残します。
やまだこうた
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2008年07月02日

2008.7.1@ヘルツォーゲンアウラッハ。

朝6時に起きて、
電車にゆられて4時間半、
さらに電車で30分、
さらにバスで30分。
京にのぼる気持ちで向かった先は、
ヘルツォーゲンアウラッハ、
adidas新・旧本社とPUMA本社。
昔のrelaxにありました、
「アディダスがすきなもんで本社まで行っちゃいました」
みたいな感じで、
P7010370.JPG
『本社まで来ちゃいました』
ちなみにadidas旧本社。
そこから歩くこと10分、
P7010398.JPG
『本社まで来ちゃいました』
PUMA本社。
そこから歩くこと30分くらいかな、
P7010388.JPG
『本社まで来ちゃいました』
こちらがadidas新本社。
すごく低姿勢にはるばるやって来ましたボク的様子で、
『あのーぅ、見学、とかって…』
「あーダメダメダメダメ、うちそういうのダメだから、秘密だから、企業秘密だから」
と受付のおばさんにダメって言われました。
指をくわえて秘密の花園を眺めた後、
特にすることもなく、
来た道を帰りました。
P7010384.JPG
周り何にも無いの。

兄弟喧嘩で、
P7010387.JPG
adidasとPUMAなんて、
P7010397.JPG
なんて素敵な兄弟でしょう。

町の中はadidasとPUMAで溢れ…ることもなく、
すごく静かで落ち着いた町でした。
そうしてこうして、
特にすることもなく、
バスで30分、
電車で30分、
さらに電車で4時間半、
今日もベルリンへ帰って来ました。
P7020408.JPG
やまだこうた
posted by やまだこうた at 10:09| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月01日

2008.6.30@ポツダム。

森へ行った。
P6300344.JPG
最近今まで見た事の無い夢をたくさん見る。
ここ数日のゆっくりした時間で、
この2ヶ月弱が少しずつ整理されとるんでしょうか。
最近見る夢は、
この2ヶ月弱で出会ったもろもろと、
この24年間で出会ったもろもろが、
はちゃめちゃにミックスされとる。
悪い夢じゃないよ。

過去を美化するという意味では、
昔見た、
「魔女の宅急便」
の町の景観、
記憶の中で輝いとった。
スウェーデンまで足を伸ばすか否かで迷っとって、
今朝ネットで、
「魔女の宅急便」
を見てみた。
するとどうだろう、
『あ、あの町にもこんな建物並んどったな』
『あそこの景色の方が綺麗やったな』
『あぁ、あるある』
この2ヶ月弱に自分の見た景色が確実に残っとる安心感と、
この記憶の中で輝いとった景色が擦れるがっかり感。
切なさまじりに電源を切った朝。
P6300339.JPG
森へ行った。
先日中村くんより強奪した、
谷川俊太郎詩集を読んだ。
去年なら読み切れんかったと思う。
投げやったと思う。
今も8割投げやったけど。
でもどうだろう。
谷川俊太郎の景色に、
やまだこうたの景色を寄せてみる。
『ちょっと、この行とこの行の間に何があってん』
という疑問も、
なんとなく少しだけほんのちょっとだけ爪の先ほど、
『こういう景色を見た…んやろうなぁ』
と思えるようになった爪の先ほどの心境の変化。

アートと呼ばれるものを見て、
ただ見るだけなのは昔。
触れるだけで満足したちょっと昔。
なんとなく少しだけほんのちょっとだけ爪の先ほど、
その作品に至った作者の情を想い、
アーティストが見た景色に寄ってみる、
寄り切れずとも寄ろうと試みる最近。
するとどうだろう。
平面にあるその一枚に、
とても厚みを感じる、
と思えるようになった爪の先ほどの心境の変化。

久しぶりに歩いたからか、
足に鈍りを感じた。
歩きながらめんどくさくなってきて、
歩くのがめんどくさくなってきて帰宅。

帰った後、
先生と公園でビールを飲みながら、
お互いに確実にあった10代の頃の話をした。
記憶を旅しながら、
外で飲むビールはうまかった。
P7010358.JPG
やまだこうた
posted by やまだこうた at 09:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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